- 70ティックチャートが使えるFX業者はどこ?
- 70ティックチャートを利用するメリットは?
- 70ティックチャートを活用したトレード手法が知りたい!
独立系FXトレーダーとして有名な”ボブ・ボルマン”氏が、よく活用しているテクニカル指標として、話題になった”70ティックチャート”。
ボブ・ボルマン氏は、”70ティックチャート”と”プライスアクション”を駆使したトレード手法を、
書籍として出版していることでも有名な専業トレーダーだ。
日本でもボブ・ボルマン氏のスキャルピングトレード手法を真似しようと考え、70ティックチャートを活用する人が最近とても増えてきている。
しかし、70ティックチャートに関して、正しく理解した上で活用できている人は、少数派と言っても過言ではないだろう。
本記事では70ティックチャートが使えるFX業者や取引ツールをご紹介するともに、
具体的なメリットや取引手法等に関して分かりやすく解説している。
最後まで読んでいただくことで、ボブ・ボルマン氏のようにスキャルピングトレードに、上手く活かすことができるようになるだろう。
- 70ティックチャートは70回の値動きで1本のローソク足が形成される
- 70ティックチャートは主に短期トレードで活用することが多い
- 70ティックチャートはプロの専業トレーダーも活用している
1.70ティックチャートは70回の値動きで1本のローソク足が形成される
70ティックチャートとは、簡単にいったら70回の値動きで1本のローソク足が形成される、ティックチャートのことを意味する。
また、ティックチャート(Tick Chart)とは、FX投資で参考にされるチャートの一つであり、
通常のローソク足とは異なり、予め設定した一定のティック(値動きの最小単位)に従って、点を打つことでチャートとして表示させることができる訳だ。
ティックの数値は、5、10、70などと設定できるようになっている。
しかし、一般的なティックチャートだと”70ティックチャート”までは表示させることができないため、
対応しているFX業者を活用するか、専用の取引ツールが必要となる訳だ。
その他、ティックチャートは、1分足よりも最短で相場の動きを追いかけることができることから、
スキャルピングなどの短期トレードを行う際には、大変参考になるテクニカル指標だ。
ボブ・ボルマン氏が愛用している、スキャルピングトレード手法に挙げられることからも、
かなり信頼性の高いテクニカル指標だと言えるだろう。
2.70ティックチャートの主な3つの特徴・メリット
70ティックチャートを利用する前にまずはしっかりと、特徴やメリットを抑えておくことが大切だ。
ティックチャート自体を使いこなすには、FX相場に関する知識が経験が必要だが、
特徴を抑えておくことで他のインジケーターと合わせて、実際の取引の際に活用することができる。
また、FX初心者は特にロジックをしっかりと把握した上で、活用を検討するようにして欲しい。
2-1.ティックの回数を基準に形成される
FX市場におけるティック(Tick)とは、配信される1つずつのレートのことを意味している。
市場で活発に取引が行われている場合は、ティックの数が増加するが、逆に市場での取引が少ないと、ティックの数も減少する。
また、一定のテックス数で新しい足を形成していくのが、”ティックチャート”になる訳だ。
ティックチャートは、ティックの数を分析した上で成り立っているため、出来高の目安として活用する場合も多い。
2-2.FX相場の本質的な動きを表す
70ティックチャートは、取引の回数に応じてチャートが形成されていくため、チャート自体が通貨ペアの出来高といっても過言ではない。
そのため、FXトレーダーの真理がチャートから読み取れる他、その後の相場の予測などもかなり立てやすくなる特徴を持っている。
とはいえ、70ティックチャートだけでは確度が弱いため、他のインジケーターと合わせて、検討する余地があると言えるだろう。
2-3.最も短い時間間隔で値動きを捉えられる
一般的なローソク足では、1分足の時間軸が最も短い設定となっているが、
70ティックチャートを活用することでより短い時間感覚で、値動きを確認することができる。
そのため、スキャルピング取引などの短時間でトレードを行う場合には、70ティックチャートを活用することで、
エントリーとイグジットのタイミングを、より正確に測ることができるという訳だ。
3.70ティックチャートのトレード手法・参考例
70ティックチャートは、主に4つの場面で活用することができる。
- スキャルピング取引
- 経済指標発表時の取引
- 繁忙期・閑散期を見極める
- エントリーや決済のタイミングを判断する
スキャルピング取引に関しては、すでに多くのFXトレーダーが活用しており、エントリーや決済のタイミング等を判断する際にも役に立つ。
実際にボブ・ボルマン氏も70ティックチャートとプライスアクションを組み合わせて、
スキャルピング取引を行われているため、その理論は証明済みと言っても良いだろう。
そのため、中・長期的なFXトレードに活用するのは向いていないが、短期トレードを行うトレーダーには、
テクニカル指標の一つとして大いに活用してもらいたい。
4.MT4で70ティックチャートが表示できるFX業者3選
MT4やMT5では基本的には、70ティックチャートが表示できるような仕様にはなっていないが、
FX業者によっては標準装備されているところもある。
多くのFX業者の中でもMT4で設定を変えるだけで、気軽に70ティックチャートが活用できるFX業者を、3つに絞って紹介している。
それぞれ特徴が異なるため、自身に適しているFX業者を活用してもらいたい。
4-1.オアンダジャパン

公式サイト | https://www.oanda.jp/ |
ライセンス情報 | 金融商品取引業者として金融庁に登録済み 関東財務局長(金商)第2137号 |
運営会社 | OANDA Japan |
米国金融グループOANDAの傘下である外資系企業”OANDA Japan”は、2011年からOANDA Japanとして、サービスを開始している。
外資系企業ではあるが日本では金融商品取引業者として、すでに金融庁に登録済みなので、FX業者としての信頼性は高いと言えるだろう。
また、取引ツールとしてはMT4を提供しており、同社ではMT4内でインジケーター”TickChart”を活用することで、
70ティックチャートを表示させることが可能だ。
もちろん、無料で使えるようになっている他、70ティックチャートだけではなく、100以上のティック設定もできるようになっている。
4-2.JFX

公式サイト | https://www.jfx.co.jp/ |
ライセンス情報 | 金融商品取引業者として金融庁に登録済み 関東財務局長(金商)第238号 |
運営会社 | JFX株式会社 |
“JFX”は、ヒロセ通商の子会社でもあり、スキャルピング取引に適したFX業者だ。
MT4自体はメインの取引ツールとしては扱っていないが、併用して使えるようになっており、70ティックチャートも含まれている。
設定には”70ティックチャート”と表示されるが、他のティック本数も自由に決められるようになっている点も、大きな特徴の一つだと言える。
その他、JFXでは”10秒足チャート”というインジケーターも提供しているため、興味がある方は是非とも使ってみて欲しい。
4-3.FOREX.com

公式サイト | https://www.forex.com/jp/ |
ライセンス情報 | 金融商品取引業者として金融庁に登録済み 関東財務局長(金商)第291号 |
運営会社 | ストーンエックスフィナンシャル株式会社 |
“FOREX.com”は、約180カ国でサービスを展開しており、すでに約12,000もの金融商品を提供している、
世界中のトレーダーが活用しているFX会社の一つだ。
MT4も使えるようになっており、70ティックチャートの表示もオリジナルツール”FOREX.com Tick Chart Trader”を活用することで、
簡単にできるようになっている。
また、70ティックチャートのインジケーター意外にも、約20種類以上のインジケーターを提供しており、
全部無料でまとめて公式サイトから、ダウンロードできるようになっている。
5.MT4以外で70ティックチャートを表示できるツール3選
MT4以外の取引ツールで70ティックチャートを表示させたい人のために、
沢山のツールの中から特におすすめのツールを3つに絞って、それぞれ分かりやすくご紹介している。
どれも日本の金融庁に登録されている、安全性の高いFX業者が提供している取引ツールなので、安心して活用して欲しい。
5-1.ProRealTimeチャート(IG証券)

公式サイト | https://www.ig.com/jp |
ライセンス情報 | 金融商品取引業者として金融庁に登録済み 関東財務局長(金商)第255号 |
運営会社 | IG証券株式会社 |
“IG証券”は、本拠地がロンドンとなっており、大元の運営会社は海外企業(IG GROUP HOLDINGS PLC)となっている。
また、すでに世界140カ国に利用者が点在しており、約23万人以上のトレーダーが活用しているFX業者の一つだ。
IG証券ではボブ・ボルマン氏が活用している、”ProRealTime(プロリアルタイム)チャート”が使えるようになっており、
70ティックチャートに関しても合わせて利用できる。
その他、設定できるティック数に上限がないのも、大きな特徴の一つだろう。
5-2.HyperSpeed NEXT(マネーパートナーズ)

公式サイト | https://www.moneypartners.co.jp/ |
ライセンス情報 | 金融商品取引業者として金融庁に登録済み 関東財務局長(金商)第2028号 |
運営会社 | 株式会社マネーパートナーズ |
“マネーパートナーズ”は、2013年に東京一部上場した比較的新しいFX業者だ。
FX業者としてのサービスには2種類あり、そのうちの1つのパートナーズFX口座で使える、
“HyperSpeed NEXT”を活用することで、70ティックチャートが表示できるようになっている。
また、一般的な分足や時間足はもちろんのこと、ティック数に関しても1から100まで自由に設定し、ローソク足として表示できる。
5-3.MonexTraderFX(マネックス証券)

公式サイト | https://www.monex.co.jp/ |
ライセンス情報 | 金融商品取引業者として金融庁に登録済み 関東財務局長(金商)第165号 |
運営会社 | マネックスグループ株式会社 |
米国株投資に強いとされているマネックス証券では、FX投資を行う方に対して高性能ツールである
“MonexTraderFX(マネックストレーダーFX)”を提供している。
他のFX業者が提供しているインジケーターとは異なり、マネックス証券の取引ツールでは、
設定項目に最初から”70TICK”が追加されているため、選択するだけで簡単にチャートを表示することができる。
ただし、ティック数は固定となっているため、カスタマイズすることはできない。
6.70ティックチャートが詳しく学べるおすすめ本

本書”FX5分足スキャルピング“は、ボブ・ボルマン氏の新書として、Amazonで発売されているおすすめの一冊だ。
70ティックチャートを活用した取引手法が、分かりやすく解説されており、プライスアクションの原則から手法等も詳しく学ことができる。
また、トレードテクニックに関して余すことなく書かれているため、FX初心者の方でも参考になるはずだ。
本の価格自体が少し高めになってはいるが、読んでおいて損はない一冊だと言えるだろう。
7.70ティックチャートに関するよくあるQ&A
70ティックチャートに関する多くの質問や悩みの中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ分かりやすく回答をまとめてみた。
気になる内容で困っていることがある方は、是非とも参考にして欲しい。
また、取り上げていない内容で悩んでいる方は、自身でしっかりと調べて納得した上で、70ティックチャートを活用するか検討するように。
スマホアプリで70ティックチャートに対応しているFX業者は、5つ挙げられる。
- IG証券
- オアンダジャパン
- ヒロセ通商
- 岡三オンライン証券
- JFX
スマホアプリとなるとかなり対応しているFX業者が限られてくるため、自身に適したFX業者を活用して欲しい。
結論からいうと、勝率に関しては人によるため、ハッキリとは分からないと言える。
また、基本的には70ティックチャートのみを参考にしたトレードは、確度が弱いためおすすめしていない。
ボブ・ボルマン氏も70ティックチャートとプライスアクションの両方を参考に、トレードを行っているため、
最低でも2つのテクニカル指標で根拠を示した上で、トレードを行って欲しい。
MT4に対応したおすすめのインジケーターとしては、主に3つ挙げられる。
- オアンダジャパン
- JFX
- FOREX.com
他にMT4以外の取引ツールを探しているのであれば、下記の3つがおすすめだ。
- ProRealTimeチャート(IG証券)
- HyperSpeed NEXT(マネーパートナーズ)
- MonexTraderFX(マネックス証券)
それぞれの詳細に関しては、前述しているので参考にして欲しい。
動画内で実際に70ティックチャートを、1pipsで表示させた様子が視聴できるので確認してほしい。
結論からいうと、cTrader(シートレーダー)で70ティックチャートを表示させることも可能だ。
具体的な設定方法としては、主に4ステップで行える。
- チャート画面の上にある、時間足表示ボタンを選択
- 表示したい”ティック足”を選ぶ
- 表示されたウインドウの”Tick”から、表示したい”ティック足”を選択
- 選択した”ティック足”のティックチャートが表示
まとめ|70ティックチャートを参考にスキャルピング取引に活かそう!
70ティックチャートは、70回の値動きで1本のローソク足が形成されるティックチャートということで、分かりやすく解説してきた。
具体的な特徴やメリットとしては、主に3つ。
- ティックの回数を基準に形成される
- FX相場の本質的な動きを表す
- 最も短い時間間隔で値動きを捉えられる
主にスキャルピングなどの短期トレードで活用されるテクニカル指標なので、
実際にスキャルピング取引などを行う際には、是非とも参考にして欲しい。