この記事を見つけたあなたは、FXのデイトレードで勝ちたいと思っているのではないだろうか。
結論から言うと、デイトレードで勝つにはレンジブレイクを狙った手法がおすすめだ。
大きな価格変動の初期でエントリーすることによって、大きく稼ぐことができる。
しかし、デイトレードには、初心者がやりがちなNG行動が多く存在。
最初に決めた取引ルールを破ったり、そもそもデイトレ向きの業者を選んでいなかったりすると、
デイトレードで勝つのは非常に難しくなってしまうのだ。
これらのNG行動をするというのは、
RPGで例えると、洞窟ダンジョンに挑むのに「灯り」を用意していないようなもの。
ちょっとしたことなのに、してしまうだけで勝率がグッと下がってしまう。
そこでこの記事では、デイトレ―ド初心者がやってはいけないNG行動や向いていない人の特徴、
最低限必要な準備を手厚く解説している。
その上で、レンジブレイクで稼ぐための2つのコツもご紹介。
この記事を最後まで読むことで、全くの素人でもデイトレードに詳しくなり、正しく始められるようになるだろう。
デイトレで「稼ぐ」というより「損しない・カモにされない」ための説明を手厚くしました!京大卒トレーダーの私が解説します!
- デイトレードで稼ぐならレンジブレイクで稼ぐべき。
- しかし取引に感情を持ち込んでしまいそうな人などはデイトレをすべきでない。
- また、そもそも約定力の強い業者を選ばないとキツいので注意が必要。
1. FXのデイトレで成功するために最低限必要な4つの条件
条件1. 取引に感情を持ち込まない
取引に感情を持ち込まない事はデイトレーダーに必要とされる条件の一つ。
なぜなら、デイトレで勝つためには資金やポジションの適切な管理をするために取引ルールを守る事が必要とされるからだ。
だが、感情任せの取引をしてしまえば取引ルールを守ることは出来ない。
一般的にトレードでは利確は遅め、損切りは早めにと言われている。小さな損失を積み重ねても、大きな利益で巻き返せるからだ。
しかし、人間心理は「今の含み益はもっと増えるだろう」「今の含み損はいずれ回復するだろう」という感情になることが多い。
デイトレは損失の幅も大きいため、取引にこのような感情を持ち込むと精神的な打撃を受けてしまう。
したがってデイトレーダーになるためには、取引に感情を持ち込まないという素質が必要になるのだ。
条件2. 夜の21時から取引ができる
デイトレーダーになるのなら、夜の21時からFX取引を行う必要がある。
なぜなら、デイトレで最大の利益を上げられる時間帯は、ニューヨーク市場が始まる夜の21時から3時間であり、
他の時間帯ではデイトレが不利になるからだ。
(ニューヨーク市場が始まって3時間はトレンドが発生しやすいため)
また、21時以降は市場を動かす経済指標が数多く発表されるため、注視する必要がある。特に為替市場に大きな影響を与える米国雇用統計やFOMCは同時間帯に発表される。
デイトレではリアルタイムでのポジション調整が必要であるため、夜の21時からの取引が不可能な場合は、デイトレではなくスキャルピングやスウィングトレードの方が適しているだろう。
21時からトレードできる人のみ、デイトレに挑戦することをおすすめする。
取引時間が短い分、利益や損失も少ない。
値動きが大きいため、予め資金を沢山用意しておく必要がある。
条件3. 取引する際に決めたルールに従うことができる
デイトレーダーとして勝つためには、取引ルールを守ることも必要とされる。
なぜならデイトレで勝つためには手法の検証や資金管理が必要となるが、それらは全て一貫したルールに従って行うからだ。
そのため取引ルールを守れなければ資金管理が出来ずにロスカットされたり、手法を検証できずに負け続けてしまう。
したがってデイトレーダーになるためには、取引ルールを守ることができる意思の固さも必要条件なのだ。
取引ルールを設定する際は、以下の3点に注意すると良いだろう。
- エントリー・ルール:「~より下がったら買い」「テクニカルチャートが~より下がったら買い」のように、ポジションを持つ時のルール
- イグジット・ルール:「~を超えたら売り」「テクニカルチャートが~を超えたら売り」のように、ポジションを決済するときのルール
- マクロ・ルール:相場がトレンドかレンジか、トレンドでも上昇トレンドか下降トレンドなのかのように、相場を判断する際のルール
一定条件による取引を繰り返し統計を取ることで、勝てる取引基準かどうかを見極める。
ロスカットが起きるとポジションは決済され、口座の残高も足りなくなる。
条件4. 取引時に2時間以上画面に張り付いていられる心と体
デイトレーダーになるために必要な最後の条件は、取引時に2時間以上画面に張り付いていられることだ。
デイトレードは最低でも数十分、長ければ4時間ほどの取引が必要だと言われている。基本的にデイトレードでは同じポジションは何日も保有せず、当日のベストなタイミングで決済するからだ。
保有したポジションは数十分では決済できないことが多いため、実際には数時間単位の取引をすることになるだろう。
したがってデイトレーダーになるためには、目安として2時間以上画面に張り付いてられる体と心が必要となるのだ。
具体的なデイトレ手法を紹介する前に、そもそもデイトレを成功させるために最低限必要な5つの条件を解説する。
これら5つを当たり前にできない人は、デイトレで稼ぐことはほぼ不可能だ。
逆に、パッと見て全てできていると思うのであれば、ここは読み飛ばしてもいい。
自信のない人のみ、確認しておこう。
2. デイトレで勝つために重要な事前準備5選
準備2. 取引ルールを決めておく
デイトレで勝つために重要なのは取引ルールを決めておくことだ。
取引ルールを決めておかなければ、判断が正しいかどうか検証することが出来ない。
また不必要な取引や、意味のない成行注文で損失を拡大させる可能性もある。
したがってデイトレでは取引ルールを守ることが必要であり、準備段階で守るべき取引ルールを決めておく必要があるのだ。
具体的には以下の点を決めておこう。
- 取引する通貨ペア
- 取引する時間帯
- 取引回数
- 取引一回あたりの利幅
- エントリー基準
- 決済基準
なお取引通貨ぺアと取引する時間帯、エントリー基準と決済基準については後述する。
準備3. モニターを複数用意しておく
デイトレで勝つためには、環境認識をするマクロの視点と取引をするミクロの視点が必要となる。
環境認識によって相場の全体観を掴み、その全体感に合わせて細かいトレードをするのがデイトレードだからだ。
そして環境認識と取引を効率良く進めるためには、最低でも2つのモニターが必要となる。
片方では1時間足・4時間足を使って環境認識を行い、もう一方では5分足・15分足を使って取引するのが理想だ。
デイトレにおける時間足の活用方法は本記事内でも解説しているため参考にして欲しい。
準備4. デモトレで1ヶ月間取引してみる
デイトレで勝てるようになるためには、取引ルールの検証が必要だ。
ただしルールや手法の検証には失敗がつきものであるため、多大な損失を被る可能性もある。
またどれだけデイトレの勉強をしていても、実際に2時間以上もの取引を行う事が困難である場合もある。
そのため実際の資金を使って取引する前に、1ヶ月ほどデモトレデードで取引をしてみるとよいだろう。
デモトレードを利用すれば、取引ツールとの相性も確認することができる。
ちなみに、約定力の高さに定評のあるDMMFXではデモトレードができるので、利用してみてはいかがだろうか。
デイトレの目的は勝つことだ。そして勝つためには事前準備が必要となる。
これらの事前準備を行わないと、勝てる確率は大きく下がってしまう。
そのため、取引をする前には焦らずしっかりと準備を行おう。
3. FXのデイトレでオススメな手法はレンジブレイク狙い!利益を最大化するためのコツ2選!
- トレンドラインを引く
- 高値安値更新後のローソク足を見届ける
デイトレで利益を上げるために適した手法はレンジブレイク狙いだ。
FXの相場は7割がレンジ相場(価格がなだらかに上下動している相場)、3割がトレンド相場(価格が大きく変化している相場)と言われている。
レンジ相場はいつかかならずトレンド相場に転じるが、その現象をレンジブレイクと呼んでいるのだ。
レンジブレイクの始まりを狙ってエントリーすることで、大きく利益をあげられる。
ここではレンジブレイク狙いに取る利益を最大化するための、簡単な2つのコツについて解説する。
実践することで収益率が大きく変わるため、実践してみて欲しい。
コツ1:トレンドラインを引く
ブレイクを狙って稼ぎやすくするためには、ダマシを減らすことが重要だ。
ダマシを減らすためには勝つ確率が高い方向、つまり強い勢力と同じ方向にエントリーするようにしたい。
そのため、トレードする前にトレンドラインを引いて、現在のトレンド方向を確認するようにしよう。
ブレイクした時に発生した損切りや、大口投資家による取引が原因で起きる。
コツ2:高値安値更新時のローソク足を見届ける
レンジブレイクを狙って稼ぐのなら、ダマシを避ける必要がある。
そのため、高値安値を更新した時のローソク足に注目するようにしたい。
具体的には、更新時のローソク足が一本前のローソク足よりも高値安値共に更新しているか確認しよう。
もしも更新時のローソク足が一本前のローソク足よりも高値安値のどちらかについて更新できていなければ、それはダマシである確率が高い。
- ダマシの可能性が低い:最新ローソク足が高値安値ともに更新
- ダマシの可能性が高い:最新ローソク足が高値もしくは安値のどちらかしか更新できていない
4. デイトレのリスクを減らすために知っておきたい4つの注意点!
- 指標発表日には取引を休む
- 注文時に逆指値決済を入れておく
- 勝てるようになるまで取引数量は抑える
- 取引条件に当てはまらないときは取引しない
デイトレでリスクを減らすためには注意するべきなのは4点。
これらの点に注意して取引することで、リスクを抑えたトレードが可能となる。
覚えられないうちはメモを貼るなどして、取引時には必ずるようにしよう。
注意点1:指標発表日には取引を休む
デイトレにおけるリスクを減らすためには、重要指標の発表日を避けて取引する必要がある。
重要指標の発表日には大口投資家が数多く取引するため、デイトレのような短期相場は非常に読みづらくなるからだ。
したがって個人投資家などが重要指標発表日に取引をすると、うまく行かずに失敗してしまう可能性が高いのだ。
そのため事前に重要指標の発表日を確認して、発表日には取引を休むよう心がけよう。
注意点2:注文時に逆指値決済を入れておく
デイトレの損失リスクを防ぐためには、注文と同時に逆指値決済を入れておく必要がある。
逆指値を入れておくべき理由は、無駄な損失を避けるためには損切りの注文が必須だからだ。
また、手動による損切りよりも自動損切りのほうが確実性が高い事も理由だ。
したがって無駄な損失を減らし、リスクを低くするためには注文と同時に逆指値を入れておくようにしよう。
通称「損切り」とも呼ばれる。
注意点3:勝てるようになるまで取引数量は抑える
デイトレにおけるリスク回避のためには、勝てるようになるまで取引数量を抑える必要がある。
勝てるようになるまでは損失のほうが大きい可能性が高く、取引数量が多ければ多いほど損失が大きくなる。
だが勝てるようになるまで取引数量を減らしておけば、勝てるようになった時に使える資金を多く確保できる。
注意点4:取引条件に当てはまらないときは取引しない
デイトレにおけるリスクを最低限まで減らすためには、取引条件に当てはまらない取引を避けたい。
取引条件に当てはまる場合の損失は分析のために必要な損失だが、取引条件に当てはまらない取引での損失は分析不可能だ。
したがって取引条件に当てはまらない時には取引せず、無駄な損失を避けるのが得策なのだ。
5. デイトレでの効率を上げるために!取引で実践可能な7つのテクニック!
テクニック1:取引時間帯は21時から行う
デイトレに最適な取引時間帯は、 NY市場の開く21時からだ。
ニューヨーク時間の取引はロンドン時間までの決済を狙って行われるため相場の流動性が高くなるのだ。
したがってデイトレで効率よく稼ぐために21時からの時間帯を取引時間に設定したい。
また、重要な経済指標が発表されるタイミングでもあるので、発表前後の値動きについても慣れることができる。
テクニック2:取引通貨ペアは米ドル/円がオススメ
デイトレで効率よく稼ぐためには、取引通貨ペアを米ドル円にしよう。
デイトレにおける最大の敵は、以下の2つだ。
- 相場の乱れ
- スプレッド
これら2つを避けるために適した通貨ペアは、取引量が多く安定した、スプレッドの狭い通貨だ。
そして通貨ペアの中で最もスプレッドが狭く安定している通貨は米ドル円だ。
したがって米ドル円をデイトレ時の取引通貨にすると効率的だ。
米ドル円の他にユーロ円やユーロドルなども流動性が高いためおすすめだ。
投資した通貨ペア以外の通貨ペアの動向も売買材料になるため、慣れてきたら値動きの関連性が高い通貨ペアにも挑戦してもいいだろう。
テクニック3:取引時の分析では4つの時間足を使う
効率的なデイトレをするためには、取引時に4つの時間足を使うようにしたい。
具体的には以下の使い分けが効果的だ。
- 環境認識:1時間足・4時間足
- 取引:5分足・15分足
環境認識では、1時間足と4時間足を使って全体観を掴み、5分足と15分足を利用して注文タイミングを見計らう。
また各用途において異なる時間足を2つずつ利用するのは、1つの時間足を見るよりも確実性が増すからだ。
したがって効率的にデイトレを進めるためには、4つの時間足を使うようにしよう。
テクニック4:注文する前にシナリオを予想しておく
デイトレの効率を高めるためには、注文する前にシナリオを予想しておこう。
相場の動く方向を予め予想しておくことで相場の動きに対する対応が簡単になる。
デイトレのように取引回数が多いトレード方法では、予め状況を予測しておくことで対応のしやすさが大きく変わる。
具体的な予想方法としては、現行価格から上昇した場合と下降した場合の両方について検討しておくとよいだろう。
相場観を養うためにも、複数のテクニカルラインやサポートラインを用いて具体的な価格まで予想するといいだろう。
テクニック5:ポジションの決済はその日のうちにする
デイトレで効率よく勝っていくためには、ポジションを翌日以降に持ち越さないようにすることが重要だ。
ポジションを持ち越すとスワップ金利によって損失を受ける場合があり、含み益の減少につながる。
また週末にポジションを持ち越すと、窓開けや窓埋めによって損切りに合う可能性がある。
したがってデイトレによって保有したポジションは、注文したその日に全て決済できるようにしよう。
プラスになる場合もマイナスになる場合もある。
市場が開くと同時に値動きの乖離が起きるため、任意の損切りラインよりも離れた場所で損切りされる可能性がある。
テクニック6:相場の流動性が低いときには取引を休む
デイトレの効率を上げるためには、取引をしない判断も重要になる。
特に流動性が低いときや、動きがあまりない日の取引は避けるようにしよう。
デイトレの獲得幅はスキャルピングよりは多いが、流動性の低い日ではスキャルピング程度の利益も獲得できない日もある。
したがって長期足を頼りに流動性を確認して、流動性の低い日には取引を休むようにしよう。
流動性が低くなる日としては、NY市場やロンドン市場の休場日が該当する。
テクニック7:エントリーするときはトレンド方向にのみ注文を入れる
デイトレによる取引効率を高めるためには、エントリー方向をトレンド方向のみにしよう。
相場で勝つ確率が高いのは買い手と売り手で勢いのある方だ。
そして勢いのある勢力を見分けるためには、トレンドラインを引いたり移動平均性を利用する。
トレンドを見分けてトレンド方向にのみエントリーすることで、相場で勝てる確率が大きく高まるはずだ。
これらのテクニックは意識次第で簡単にできることだが、その効果は抜群だ。
そのため常に確認できるよう、メモなどに書き留めておくとよいだろう。
まとめ|デイトレーダーになるための条件・準備事項をもう一度確認しておこう!
FXのデイトレードは、NGな行動がはっきりとしている。
どれも簡単なことであり、トレーダーからしたら当たり前のことだが、
できていない初心者がよくわからずに参入するため、上級者のカモにされているケースが非常に多い。
NG行動の中でも、意外と見落としがちなのが、「約定力の高い業者を選ぶ」ということだ。
デイトレ―ドに興味のある人は、できるだけ約定力の高い業者を選び、スリッページを予防しよう。
この記事を最後まで読んだあなたが、デイトレードについて詳しく知られたのであれば嬉しく思う。
この記事の監修者
Webディレクター
証券会社のマーケット部門を経てWebディレクターとして活動
キャリア・資格の総合メディア【My Option】運営