- FXトレードルームには何が必要なの?
- FXトレードルームの具体的な作り方は?
- FX専業トレーダーはどんなトレードルームを使っているの?
FX投資を始めるにあたり、トレード環境となる”トレードルーム”の整備は、とても欠かせない項目の一つだ。
FX専業トレーダーの多くはまとまった経費をかけて、しっかりと自身がトレードしやすい環境を整えた上で、FX投資を行っている。
特に”デイトレーダー”と呼ばれる1日に何度も取引を行う人は、
トレードルームが整っていないと集中して取引に取り組むことはできないだろう。
また、FX初心者であってもトレードルーム作りには、妥協せずにしっかりとお金をかけるべきだ。
本記事ではFXトレードルームの具体的な作り方をご紹介すると共に、
億トレーダーと呼ばれるプロの人たちのトレードルームを、写真付きで分かりやすく解説している。
最後まで読んで頂くことで、FXトレードルームの作り方に関して、しっかりと理解することができるだろう。
- トレードルーム作りには4つの要素が欠かせない
- トレードルームはレンタルオフィスを活用するのもおすすめ
- FX初心者は最初からお金をかけてトレードルームを作る必要はない
1.FXトレードルーム作り方に欠かせない4要素・選び方
FXトレードルームの作り方に関しては、トレード歴が長ければ長いほど拘りが強い人が多い。
中でも、”デイトレーダー”は特に環境作りにはうるさい人が多く、さまざまな機器を活用してテクニカル分析を行っている。
とはいえ、FX初心者がいきなり専業トレーダーの真似をしても仕方がないため、
最初は最低限のトレードルーム作りに意識して取り組むことが大事だ。
1-1.モニター
FX投資における”モニター”の主な役割としては、チャートの表示やレートなどを複数見比べる際に活用する。
モニターを複数枚並べて情報を俯瞰することで、より素早く判断できるようになる訳だ。
専業トレーダーの中にはまるで映画で見るような、モニターの数を並べてトレードを行う人も多い。
とはいえ、FX初心者であれば最低でも2枚あれば十分なので、それほど最初から枚数を増やす必要はないだろう。
また、具体的なモニターの選び方に関しては、主に3つある。
- サイズは24インチ以上がおすすめ
- モニターの解消度は4Kなどの高精細を選ぶ
- ウルトラワイドは見やすいためチャート表示に適している
まずモニターのサイズだが、最低でも24インチ以上のものを選ぶようにすると良いだろう。
小さすぎるサイズのモニターだと、かえってチャートが見にくくなり、目が疲れやすい。
また、モニターの解消度に関しては、4Kを活用することで作業スペースが広く使える。
中でもウルトラワイドのモニターは、30インチ以上のものが殆どであり、FXトレードにはかなり適している。
1-2.椅子
FX投資のトレードルームにおいては、椅子はとても重要なアイテムだ。
長時間座って作業するため、椅子選びで失敗してしまうと最悪、腰痛などに繋がりかねない。
専業トレーダーの中にも長時間、自身に合わない椅子に座り続けた結果、
腰痛になり長期間トレードを行うことができなくなった人もいる。
そのため、トレードルームを作る際には椅子だからといって適当に選ばずに、
しっかりと自身に適した長時間座っても快適に過ごせる椅子を見つけて欲しい。
FXトレードルームに最適な椅子の選び方としては、主に3つある。
- 良い姿勢を保てるデザインになっている
- 力が分散するような調節機能が備わっている
- メッシュ素材などの蒸れにくい材質である
椅子の選び方の中でも特に重要なのは、①の「良い姿勢を保てるデザインになっている」かどうかだ。
椅子が合わないと長時間悪い姿勢を維持することになるため、必ず腰や肩などに痛みや違和感を生じることになる。
そのため、必ず長時間座っていても、良い姿勢を保てるデザインの椅子を選ぶようにして欲しい。
1-3.机
多くのモニターを乗せるための机は、FX投資では欠かせないアイテムの一つ。
PCだけでトレードを行う人であれば、普通の机でも構わないかもしれない。
しかし、複数枚のモニターを乗せるような専業デイトレーダーには、ある程度の広さが確保できる、
大きめの机が必要になることだろう。
また、机は椅子とのバランスなども考えて選ばなければならいため、
単体で考えずに双方の大きさや高さなどを考慮した上で、選ぶのが重要になってくる。
具体的なFXトレードルームにおける机の選び方としては、主に4つ挙げられる。
- 耐荷重30㎏以上あること(4画面時)※ 2画面時は15㎏以上必要
- 天板の厚みが10~80mm以内である
- 天板のつば (出っ張り)が最低30mm以上ある
- デスクの奥行きは55センチ以上ある
机選びで特に重要になってくるのが、耐荷重がどれだけあるかだ。
複数枚のモニターを机に並べる際に、耐荷重が低いと机が壊れてしまいかねない。
そのため、乗せるモニターの数に適した耐荷重の机を選ぶ必要がある。
1-4.キーボード
FXトレードルームを作るにあたり、他のアイテムほど重要度は高くないが、
選ぶ際にはしっかりと要点を押さえておきたいのが”キーボード”だ。
キーボードの選び方で押さえておきたいポイントとしては、主に2つある。
- 有線のキーボードを選ぶ
- 利き手に近い”テンキー”が付いているキーボードを選ぶ
最近は無線キーボードもかなり増えてきているが、基本的にはおすすめしない。
無線キーボードは電池が切れてしまう心配があるため、FXトレードを行うのであればできるだけ、
有線キーボードを活用した方が良いだろう。
また、キーボードを選ぶ際には、必ず右側に”テンキー”が付いているタイプを選ぶようにして欲しい。
テンキーが付いていることで、素早く数値の入力ができるからだ。
もちろん、左利きの人はテンキーは左にあった方が望ましい。
2.FXトレードルーム作りに掛かる経費・費用
FX投資を行う上でトレードルームにどのくらいの経費をかけているかは、人によって全く異なる。
専業トレーダーでもPC一つで作業を行っている人もいれば、4枚以上のモニターを活用してトレードを行っている人もいるからだ。
とはいえ、本気でFX投資に取り組むのであれば、やはりある程度はお金をかけてトレードルームを作りたいと考えるのが本望だろう。
2-1.FXトレードルーム作りに掛かる経費を抑えるコツ
FX投資を行う人の中には、大きく分けて3つのタイプに分けられる。
- デイトレード:1日に何度も取引を行う
- スイングトレード:2日から1週間と間を空けて取引を行う
- 中長期投資:数ヶ月程度の期間を空けて取引を行う
デイトレードを行っている人であれば毎日取引を行うため、しっかりとお金をかけてトレードルームを作り込む必要があるだろう。
しかし、スイングトレードの場合は毎日取引を行うわけではないため、
デイトレード程こだわってトレードルームを作り込む必要はない。
また、中長期投資に関しては、トレードルームをわざわざ作る必要性もなく、PC一台でも十分FX投資が行える。
自身がどのようなFX投資を行いたいかによって、トレードルームにかけるお金の割合が異なる。
そのため、最初にしっかりと方向性を定めた上で、トレードルームを作ることが、経費を抑えるコツだと言えるだろう。
2-2.FXトレードルームを作る際にはレンタルを利用するのもアリ
FX投資におけるトレードルームは、必ずしも自宅に作る必要はない。
今は”レンタルスペース”というサービスが充実しているため、専業トレーダーとして今後取り組む予定がある人は、
一度FX投資が行いやすいレンタルスペースを契約するのも一つの手だ。
レンタルスペースのメリットとしては、主に3つある。
- すぐにFX投資が始められる
- 初期費用や経費を安く抑えることができる
- ランニングコストが安い
FXトレードルームに必要なモニターや椅子、机、キーボードがすでに揃っており、
インターネット回線も使い放題なので、FX投資にはかなり適している環境だ。
しかも、わざわざ必要なアイテムを買い揃えなくて済むため、初期費用なども殆ど掛からない。
その上、賃料や水道光熱費、共益費等もかなり安く抑えることができる。
3.FXトレードルーム作りにおすすめのアイテム4選
FXトレードルームでよく活用されている、おすすめのアイテムを4つに絞って、それぞれ詳しくまとめてみた。
アイテム選びで迷っている方は、参考にしてもらいたい。
また、ご紹介しているのはあくまでも専業トレーダーに人気のアイテムであり、
必ずしもあなた自身に適しているとは限らないので、しっかりと吟味するように。
3-1.LG モニター 27インチ 4K

LGが提供している27インチ4Kモニターは、価格もお手頃ながら画面の大きさと広さも申し分ない。
Amazonレビューでも高い評価を受けており、FX投資トレーダーならず多くの利用者に、愛され続けているモニターの一つだ。
LGモニターが2枚もあれば、立派なFXトレーダーの仲間入りといっても良い。
また、用途としてはFXのみならず、ゲームや映画鑑賞などにも使えて、大変臨場感溢れる体験をすることができるだろう。
3-2.ゲーミングチェア

FXトレードルームに欠かせないと言っても過言ではないのが、ゲーミングチェアだ。
価格もお手頃ながら、Amazonではベストセラー商品となっており、多くのFX専業トレーダーが活用している。
その他、YouTuberなどにも人気の商品であり、長時間の作業を行っても全く疲れることはない。
また、高さ調節が自由にできる上に、腰や肩に負担がかからないような配慮がなされているのが大きなポイントだ。
3-3.DEVAISE パソコンデスク

FX初心者でも持っていて損はないDEVAISEのパソコンデスク。
価格は約1万円ととてもリーズナブルな上に、耐荷重は60kgなのでモニターを机の上に8枚置いても問題ないだろう。
また、幅は140cmと奥行きは60cmもあるため、広々としたスペースを活用してストレスなく、FXトレードができるはずだ。
3-4.Logicool G ゲーミングキーボード

多くのFX専業トレーダーが活用しているLogicoolのゲーミングキーボードは、
とてもおしゃれな作りになっており、カラーバリエーションも様々で自由に選ぶことができる。
その上、テンキーもしっかりと備わっているため、FXトレードでも重宝するはずだ。
価格に関しても大体が1万円もしないため、FX初心者でも十分に買えるアイテムだろう。
4.FX億トレーダーのおしゃれなトレードルーム5選【画像付き】
FX投資を生業としている専業トレーダーの中でも、“億トレーダー”と呼ばれる有名なトレーダーのトレード環境を、
それぞれ写真付きでご紹介している。
億を稼ぐトレーダーともなるとやはりモニターの数も多い上に、かなりのお金を使ってトレードルームを作っている人が多いのが事実だ。
しかし、中にはあまりお金をかけずにトレードルームを作っている人もいるため、
これからトレードルームを作ろうと考えている人は、是非とも参考にしてもらいたい。
4-1.テスタさん

投資歴 | 13年 |
トレードルーム設備費用 | 約30万円 |
多くのメディア等で取材を受けている億トレーダー「テスタ」さんは、ご存知の人も多いのではないだろうか。
これまでトレードで稼いだ金額は約25億円と言われており、トレードルームにはモニターを6枚並べて毎日取引を行われている。
また、設備費用は約30万円とそこまで高くはなく、自身に適した環境をしっかりと整備して、
ストレスなく過ごせる環境にフォーカスして作ったようだ。
4-2.けむ。さん

投資歴 | 14年 |
トレードルーム設備費用 | 約80万円 |
モニターとPC等の画面を合わせると、合計8枚の画面でトレードを行っている専業トレーダー「けむ。」さん。
業界の中では大変有名な方であり、デイトレーダーとして毎日複数回の取引を行われている。
モニターが多いことで素早く判断して取引が行える上に、トレードルームは「けむ。」さん仕様になっているため、
かなり快適に過ごせるらしい。
FX初心者にはいきなりは真似できないトレードルームだが、億トレーダーともなるとこのくらいは普通だ。
4-3.りんたんさん

投資歴 | 17年 |
トレードルーム設備費用 | 約50万円 |
普段は6つのモニターを活用してトレードを行っている「りんたん」さん。
専業トレーダーになることを決意してからは、トレードルームにもしっかりと投資を行い、
快適な空間を作ることを意識したらしい。
トレードに必要なアイテムは元より、空気清浄機に関しても12万円以上もする機械を活用されている。
専業トレーダーともなると長時間同じ部屋にいるため、空気環境にも気を配ることが大事なのだ。
4-4.藤原ひかりさん

投資歴 | 3年 |
トレードルーム設備費用 | 約20万円 |
美人投資家として有名な「藤原ひかり」さんは、投資意外にもモデルやタレントとしても活動されており、
普段はモニター2枚とPCでトレードをされている。
ご自身大学を卒業したばかりの23歳であり、専業トレーダーとしてはまだまだ経歴が浅いようにも思えるが、
しっかりとトレードルームを作って毎日取引を行っているらしい。
また、大学時代は教室に2台のPCを持ち込んで、授業中もデイトレを行っていたほどのFX投資好きだそうだ。
4-5.ろんぽうさん

投資歴 | 11年 |
トレードルーム設備費用 | 0円 |
ミニマリストとして有名な専業トレーダー「ろんぽう」さんは、普段はPC2台とスマホのみで取引を行っている。
最近は殆どスマホのみでFX投資を行っているらしく、トレードルームはなんと”押し入れ”を利用しているとのこと。
もともとは兼業トレーダーとしてFX投資を始めたらしく、アベノミクスの影響により専業になることができたらしい。
これからトレードルームを作ろうと考えているFX初心者も、無理して最初から大金をかけずに、
まずはPCやスマホを活用して少しずつ取り組むのが良いだろう。
5.FXトレードルームの作り方に関するよくある悩み
FXトレードルームの作り方に関する多くの質問や悩みの中から、特に多かった内容だけに絞って、
それぞれ分かりやすく回答をまとめてみた。
これからトレードルームを作ろうと考えている人は、参考にして欲しい。
また、取り上げていない内容で気になることがある人は、しっかりと自身で調べてからトレードルーム作りに励んでもらいたい。
FXトレードルームの広さは人それぞれ異なるが、初心者であればそこまで広い部屋は必要ないだろう。
最初は無理にトレードルームにお金をかけなくても、PCやスマホを活用してカフェやレンタルスペースなどを活用して、
コストを抑えるのも一つの手だ。
ある程度FX投資で稼げるようになってきたら、プロのようなしっかりとしたトレードルームを検討すると良い。
専業トレーダーは、できるだけシンプルな作りに拘っている人が多い。
なぜなら、ごちゃごちゃしているトレードルームだと、いるだけでストレスが溜まってしまうからだ。
特に机の上は、できるだけ整理整頓を行うように心がけることが大切だ。
無駄に机の上に物を置かないように注意して欲しい。
専業トレーダーは、特に”椅子”や”机”に拘っている人が多い。
モニターに関しては代替えが効きやすいが、椅子や机というものは身体に対しての影響が大きいため、
長時間トレードを行う際にはかなり重要になってくる。
そのため、FX初心者であっても最低限”椅子”くらいは、しっかりとした自身に適した物を選んでもらいたい。
専業トレーダーの中にも、スマホやPCだけでトレードを行っている人もいる。
そのため、無理して大金をトレードルーム作りに注ぎ込むことはなく、
自身のできる範囲で快適なトレード環境を作る方が良いだろう。
特にFX初心者は最初から高額なモニターや机、椅子などを、取り揃える必要はあまりないと言える。
トレードルーム作りのコストをできるだけ抑えたいのであれば、レンタルオフィスを活用するのが得策だろう。
今は比較的どこにでもレンタルオフィスがあるため、探せばあなたの住んでいる地域でも必ず見つかるはずだ。
また、自宅にトレードルームを作るよりも、コストを抑えられるのはもちろんのこと、
環境作りに時間もかからないのでFX初心者にもおすすめだと言える。
まとめ|FXトレードルームを作り込んで環境を整えよう!
FXトレードルームの作り方等に関して、分かりやすく解説してきた。
特にご紹介した5つの要素に関しては、トレードルーム作りには絶対に欠かせないので、参考にしてもらいたい。
- モニター:最低でも24インチ以上のもの
- 椅子:長時間座っても快適に過ごせるもの
- 机:乗せるモニターの数に適した耐荷重のもの
- キーボード:利き手に近い”テンキー”が付いているもの
また、FX初心者であれば最初から大金をかけて、無理してトレードルームを作らなくても良いだろう。
最初はトレードに慣れるまで、PCやスマホを活用してFX投資に励んでもらいたい。
その後、ある程度まとまった利益が出せるようになったら、是非ともこの記事を参考にして、
自身のトレードルームを作ってみて欲しい。