ナンピンでFX資金をドブに捨てるな!破産する前に確認すべき7項目

  • ナンピンって一体どんな手法?
  • ナンピンは危険だとの意見を見たけど…
  • うまくナンピンを利用できる方法って無いの?

FXで「ナンピン」と呼ばれる手法に興味をお持ちのあなた。

結論から言うと、ナンピンは損失が出ているポジションを大きくしてしまう非常にリスキーな取引手法だ

そのため、特に初心者が取引でナンピンを試そうとしているのであれば、この記事で危険性を理解しておくべきだ。

しかし、ナンピンはリスクのある手法とは言えども、効果的に利用できれば大きな利益が見込める手法でもある。

この記事では、ナンピンの利用が効果的な2タイプのトレーダーと、上手に使うための3つのコツについて詳しく解説している。

初心者が無理にナンピンを使って大損しないためにも、安全な利用方法についてしっかり確認しよう。

1. ナンピンとは含み損が出ているポジションを追加注文すること

ナンピンとは、損が出ている状態のポジションをさらに追加注文することである。

例えば、ドル/円の通貨ペアで買い注文を出し、その後、価格が下がった場合を想定しよう。

ここで、さらにポジションを買い増し、平均取得価格を下げるという方法がナンピンなのだ。

1-1. ナンピンは平均取得価格の調整ができることがメリット!

ナンピンのメリットは平均取得価格の調整ができることだ。

平均取得価格とは全ポジションの平均注文価格のことである。

例えば、ドル/円の通貨ペアの取引で、相場の下落傾向が続いている場合を想定しよう。

その場合にナンピンを使い、下落に合わせ「101円・100円・99円」と3つの価格でポジションを買い増しする。

そうすると、平均取得価格は100円になる。

つまり、今後相場が下落傾向から反転し、上昇が見込める場合には、

ナンピンをすることにより平均取得価格を下げ、より大きな利益を狙うことが可能になるのだ。

①現行価格104円の時に買い注文を行った。

②価格は103円→102円と下落したが103円・102円でそれぞれ買い増しをした。

③価格はさらに101円まで下落した。

このままでは現行価格101円に対して、平均取得価格103円であるため2円分の損が発生する。

④しかし更に101円で更に買い増しをした。

⑤その後相場は上昇し最終的に103円まで戻ったのでここで決済をした。

この時現行価格が103円に対して、保有しているポジションの平均取得価格は102.5円であるため0.5円分の利益が発生する。

そのため途中までは含み損を抱えた上での買い増しだったが、買増し続けることで最終的に利益を上げられたのだ。

だがもしもナンピンせずに104円のポジションを持ち続けていたら、現行価格103円で決済した場合損失が発生したことになる。

ナンピンのメリット
・平均取得価格が下がると相場が反転した際の利益が高く見込める

2. ナンピンのデメリットは金銭的・精神的にリスクが大きいこと

ナンピンが危険な理由は、相場が反転して価格が上がらなかった場合、損失がかなり大きくなってしまうからだ。

平均取得価格を決済価格に近づけることで損失を抑えられると述べたが、ポジションを保有し続けている間は含み損が出続けている。

そのため含み損が大きくなりすぎてしまえばロスカットされる可能性もある。

また含み損の膨大によって不安になり、相場が逆行する前に損切りをしてしまうと平均取得価格を決済価格に近づけること無く決済することになる。

そのため相場が逆転するまで待たなければただ損失を拡大させ損切りしただけになってしまうのだ。

つまり、ナンピンのデメリットはこれら2点の金銭的・精神的な負担である。

ナンピンのデメリット
・相場が反転し価格が上がらなければ大ダメージを受ける事
・含み損が出ているポジションを、更に保有しなければならない事

3. ナンピンの利用が効果的な2タイプのトレーダー

  1. 確立された取引手法に従えるトレーダー
  2. 相場経験を沢山積んでいるトレーダー

ナンピンの利用が効果的なのは2人のタイプに該当するトレーダーのみ。

どちらにも該当しない人は、ナンピンで損失が大きく発生するデメリットが高いのでおすすめできない。

3-1. 確立された取引手法に従えるトレーダー

ナンピンをするときには気分やなんとなくといった理由でしてはいけない。

ナンピンは損失が出ているポジションを追加注文するため、根拠のない追加注文は損失の拡大を招く

しかし既に確立されたトレード手法に従っている場合は、明確な根拠に従ってトレードをしていることになる。

したがってナンピンに失敗しても、従っているトレード手法に欠陥があることになるため改善が可能だ。

つまり既に確立されたトレード手法の中でナンピンをするのは問題ない。

ただしそのルールに従ってトレードできなくては、その場の勘に任せたギャンブルをしていることになるため注意が必要だ。

3-2. 相場経験を沢山積んでいるトレーダー

ナンピンは失敗すれば損失が大きく発生してしまうデメリットがあるが、相場の読みを当てることができれば大きな利益が見込める。

そのため、ナンピンはある程度相場が読めるトレーダーにとってはチャンスにもなり得るのだ。

しかし、初心者が闇雲に利用することは危険。

なぜなら、ナンピンは利益を得られる可能性よりも損失が拡大する可能性が圧倒的に大きいからだ。

そのため、取引経験を積んだ、相場がある程度読めるトレーダーでなければ、単なるギャンブルトレードになってしまうだろう。

そのため、初心者がナンピンに挑戦しようとしているのであれば、大損しないためにも相場経験を積んでから試すことをオススメする。

4. FXでナンピンを上手に使う3つのコツ

  1. ルールを決めて従う
  2. トレンドの押し目戻りで売買する
  3. レンジ相場における反転の直前を狙う

ナンピンを上手に使うコツは3つ。

ナンピンはリスクの大きい高度なテクニックであり、何も知らずに使用すると大損をしてしまうだろう。

そのため、ナンピンを利用する時には、あらかじめ何を意識すべきかしっかりとコツを理解しておこう。

コツ1:ルールを決めて従う

ナンピンをする場合、あらかじめルールを決めておこう。

  • いつどのタイミングで利用すべきか
  • どうなれば決済すべきなのか
  • 何回まで利用できるのか

など、注文から決済までのルールを決めておこう。

事前にルールを決めておくことで、感情に流されること無くナンピンができるようになる。

しかし、仮に自分が決めたルールで利益が出なかった場合は、

  • ルールが間違っている
  • ナンピンの利用が向いていない
  • まだナンピンを利用できるレベルではなかった

などの原因を疑った方が良いだろう。

その時は無理にナンピンで挑戦しようとせず、今取り組んでいる手法を継続させた方が効率的かもしれない。

コツ2:トレンドの押し目戻りで売買する

ナンピンの利用で効果を発揮する条件は、現在のトレンドと逆方向のトレンが起きる事を予想できた場合のみだ。

ただし、トレンドが逆転しても現行価格が、自分がエントリー価格を越えなくては利益が確保できない。

そのため、ナンピンは大きなトレンドの中の小さなトレンド、押し目戻り目を狙う事が効果的になるだろう。

例えば、短期足では下降トレンド、長期足では上昇トレンドだったとする。

短期で下降、長期で上昇なら眼の前の下降トレンドは大きな上昇トレンドの中の戻師である可能性が大きい。

つまり現在は下降しているが、最終的には長期足の影響を受けて上昇トレンドへと転じる可能性が大きいのだ。

そのため下降トレンドの中でナンピンをしても、トレンドはいずれ逆転し最初にエントリーした地点を大きく越えていくと予想されるため利益が見込めるのだ。

したがって長期間のトレンドでの押し目や戻り目におけるナンピンは非常に有効だ。

ただし見当違いのナンピンは損失が大きくなるため依然として注意が必要だ。

コツ3:レンジ相場における反転の直前を狙う

ナンピンをするのはトレンドが逆行する前提だ。

つまりレンジ相場のようなトレンドの反転が頻繁に起きる相場では、ナンピンでの利益確保率が高くなる

ただしレンジ相場の底や天井でナンピンをしても利益は見込めないので、相場が反転する直前でナンピンをするようにしよう。

5. マーチンゲール法を用いたナンピンは超危険なので注意!

カジノやギャンブルの手法にマーチンゲール法と呼ばれるものが存在する。

マーチンゲール法は負けが続くたびに掛け金を増やし、一回の勝ちで負けた分を全て取り返すという手法だ。

ナンピンをマーチンゲール法を組み合わせるというのは、結局の所「平均取得価格を調整して最終的な損失を減らす」ということが目的なことに変わりはない。

そのためナンピンをしてもよい人の条件に当てはまる場合、マーチンゲール法とナンピンの組み合わせを導入することは検討しても良いだろう。

しかしマーチンゲール法は負け続けているにもかかわらず掛け金を増やすため、ただのナンピンよりも負けた時の損失は大きい

そして含み損の増え方もただのナンピンよりも強烈だ。

そのため必然的にロスカットの確率が高まる上、負けた時の損失額も大きくなる。

また仮に含み損に耐えられたとしても、決済時にスプレッドやスワップ以上の利益が確保できる価格でなくてはいけない。

そのためナンピン自体が非常に難しい上に、損失のリスクを上昇させるマーチンゲール法を導入すると慣れば、かなりの覚悟とスキルが必要だ。

  1. 手法が確立されている
  2. 長年の経験がある

ナンピンをしても良いトレーダーの条件であるこの2つに加えて、

  1. 含み損に耐えられるだけの資金がある
  2. 含み損がおきても耐えられるだけのポジション量しか保有していない

この2つの条件にも当てはまらない場合、ナンピン+マーチンゲールはやるべきではないだろう。

6. 両建てナンピンが危険な3つの理由

両建てナンピンで利益が出た時に決済すれば絶対利益が大きくなるのではないか?

そう考えているかもしれない。

だが現実はそう甘くはない。

両建てナンピンで勝てる、稼げるという考えは捨てた方が良い。

以下の3点が両建てナンピンを推奨しない理由である。

  1. そもそも両建て禁止の場合がある
  2. 損失が拡大し続けた時のリスクが大きすぎる
  3. 含み損が平気なポジションなら利益も大きくない

そもそもFX業者によっては両建て行為が禁止されている場合が多い。

両建てが禁止されている業者で両建てがバレた場合、最悪口座が凍結されたり口座のお金が戻ってこなくなる可能性もある

さらに相場が逆行せずに損失が増え続けた場合、ロスカットされる可能性もある。

ロスカットされなくても、利益を得るまでに時間がかかったり、精神的なストレスがかかる。

そのため初心者は待ちきれずに損切をしたり無駄な発注を多くしてしまう場合が多く、結果として損失ばかりになるのだ。

「少額で両建てナンピンをすればリスクが少ない」

そう考えているかもしれないが、損失にならないほどの少額ポジションでは利益もほとんど見込めないということになる。

またスワップやスプレッドが大きいと少額ポジションであっても損失の可能性が大きくなる。

両建てナンピンで稼げるのではないか

ローリスクでリターンが見込めるのではないか

という考えは、やり方によっては正しい。

だがしかし資金も相場観もない初心者が両建てやナンピンに挑戦しても、

損失が大きくなるか利益が少なすぎて時間の無駄になるかのどちらかになる確率が非常に高い

そのため初心者には両建てナンピンはオススメしない。

まとめ|自分がナンピン可能なトレーダーか見極めよう

ナンピンは非常に高度な知識と技術が要求される。

そのため以下の2つの条件に当てはまらない人がナンピンをしても、損失を拡大させるだけなのでやめておこう。

①ナンピンをしても大丈夫な人の条件

  1. 確立されたトレード手法に従える人
  2. 相場経験を沢山積んでいる人

またナンピンに対して、「マーチンゲール法」や「両建て」といったテクニックを組み合わせることで勝てる可能性があるのは、上の2つの条件に加えて以下の2つの条件に当てはまる人だけだ。

②マーチンゲール法や両建てをナンピンと組み合わせても良い人の条件

  1. 含み損に耐えられるだけの資金がある
  2. 含み損がおきても耐えられるだけのポジション量しか保有していない

もしもこれらの条件に当てはまる場合は、以下の点に気をつけてナンピンをしてみよう。

③ナンピンで利益を確保するための3つのコツ

  1. ルールを決めて従う
  2. トレンドの押し目戻りで売買する
  3. レンジ相場における反転の直前を狙う

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