SBIFXって自動売買が使えるの?どんな人にオススメなの?
残念じゃがSBIFXには自動売買が存在しない。その代わり積立FXを使えば、自動売買よりも効率良く稼げる可能性があるぞ。
この記事を読んでいるあなたは、「SBIFXの自動売買ってあるの?どんな人にオススメなの?」と考えいるのではないだろうか。
結論から言うと、SBIFXには自動売買が存在しない代わりに、積立FXと呼ばれるサービスを利用できる。
積立FXは自動で外貨を購入してくれるため、ローリスク・ローリターンで稼ぎたい人にオススメだ。
ただの外貨積立とは違い、自動で購入価格を調整してくれる機能があるなど、優秀な点が多い。
しかし、スプレッドが広く設定されているなどのデメリットもあるので注意が必要だ。
この記事ではSBIの積立FXについて詳しく解説。
最後まで読むことで、効率の良い稼ぎ方や気をつけるべき点を理解できるだろう。
あなたがSBIの積立FXを使うべきか判断できるように、京大卒トレーダーの私が解説します!
- SBIFXはFXのシステムを利用した外貨投資
- 長期的な視点でみれば得られるメリットは大きい
- ただし空売りや裁量取引はできないというデメリットに注意
1. SBIの積立FXは自動で通貨を購入・積立してくれるサービス
SBIの積立FXは、完全自動で通貨の積立購入を行ってくれるサービス。
「SBIFXトレード」で口座開設すれば誰でも利用できる。
FXの自動売買との違いは、買い注文しか行わないという点。
自動売買は売り注文も買い注文も行うが、積立FXでは買い注文しか行わないのだ。
つまりFXというシステムを利用した外貨預金と考えてもよいだろう。
ただし外貨預金と異なる点は2つ。
- 口座資金よりも多くの通貨を購入できる
- できるだけ安く購入できるよう自動で注文数量を調整してくれる
これらはFXのシステムを利用した積立FXならではの特徴だ。
そのためSBIの積立FXは、自動売買と外貨預金の良いとこ取りをしたサービスだと言えるだろう。
2. SBI積立FXを利用する5つのメリット
SBI積立FXを利用するメリットは5つ。
これら5つのメリットを理解すれば、SBIの積立FXがあなたに適したサービスか分かるはず。
例えば、「自動取引を利用したいけどロスカットされるリスクが怖い」という人には、SBI積立FXはレバレッジが低くロスカットされにくいため、あなたに合ったサービスだと言えるだろう。
しかしこれらのメリットを理解していないと、あなたに合ったサービスか判別できないため、仮に最適なサービスであっても利用するチャンスを逃してしまう。
他の自動取引を使って失敗してしまう前に、SBI積立FXのメリットががあなたのニーズと合致したものでないかどうか確認しておこう。
2-1. 簡単に設定できる
SBI積立FXの大きなメリットは、設定が簡単な点だ。
積立FXで必要な設定項目は、他の自動売買に比べて設定が簡単だ。
- 購入通貨
- 1ヶ月の購入額
- 購入頻度
- レバレッジ
例えば自動売買の場合、取引価格の設定が利益幅を左右するため、時間をかけて慎重に設定しなければならない。
しかし積立FXには利益幅を大きく左右する設定が無いため、時間をかけること無く設定できてしまうのだ。
つまりSBIの積立FXなら優柔不断な人であったとしても、ものの数分で設定を完了し自動で外貨の積立を始められる。
2-2. 手動で取引をしなくて良い
SBIの自動積立は手動で取引をしなくても良い。
外貨投資の場合、手動で外貨をコツコツと購入しなければならないため、時間がかかってしまう。
しかしSBIの自動積立は自動で積み立ててくれるため、時間をかけること無く投資できる。
投資に時間がかからなければ稼いだ資金は不労所得となるため、時間をかけずに稼ぎたい人や忙しくて時間のない人にとってもうってつけだ。
つまり手動で購入する必要がなく、外貨預金よりも時間をかけずに外貨に投資できる点は大きなメリットといえる。
2-3. スワップポイントも投資に回せる
スワップポイントを投資できる点も、SBIの積立FXにおける大きなメリットだ。
スワップポイントは外貨を購入した際に付与される金利のこと。
スワップポイントは外貨購入に付随するため、外貨を積立するSBI積立FXでは多くのスワップポイントが付与される。
(期間は2020年1月~2020年12月)
通貨 | スワップポイント |
米ドル | 6,740円 |
英ポンド | 3,800円 |
豪ドル | 2,180円 |
取引で獲得したスワップポイントも投資に回せれば、複利を利用することで雪だるま式に資産を増やせるだろう。
そのためスワップポイントを全て元手に回すことで、少しでも利益が多くなる有利な取引を実現できる点はSBI積立FXを利用する上で大きなメリットとなるはずだ。
2-4. 自動で購入価格を低く保ってくれる
SBIの積立FXを利用する大きなメリットは、自動で購入価格を安い状態に維持してくれることだ。
積立FXは通貨購入のみを行うため、高値で購入すればするほど売却時利益が減少する。
通常の自動売買や外貨預金は通貨価格に関係なく一定のタイミングで同じ数量を購入し続けるため、通貨価格が上昇すると不利になる。
しかしSBIの積立FXは、通貨価格に合わせて購入数量を調整してくれるため、通貨価格が高い時は数量を減らし、通貨価格が低いときには数量を増やしてくれる。
例えば102円なら1ロット、100円ならば2ロット、という具合だ。
そのため積立FXならば自動外貨購入サービスながらも、売却利益が最大化されるような自動取引を行ってくれるのだ。
2-5. レバレッジが低いためロスカットされにくい
SBI積立FXのメリットの一つが、設定可能なレバレッジが1~3倍と低く、ロスカットされにくい事だ。
低レバレッジならば取引あたりの損益が減り、通貨価格が暴落してもロスカットされずに済む。
大きな含み損が発生した際、最低限度の証拠金を残すために行われる強制損切りのこと。
ロスカットされる可能性が低いなら、長期的に含み損が出ていてもいつかはプラスになる可能性が高いため、結果として100%近い確率で勝利できる。
また長期保有できるのであれば、スワップポイントが含み損を上回る可能性もある。
つまりSBI積立FXはレバレッジが低くロスカットされにくいため、結果として低リスクながらも堅実なリターンを狙えるのだ。
そのためレバレッジの低さはSBI積立FXを利用するとても大きなメリットだと言える。
3. 積立FXを利用する3つのデメリット
SBI積立FXを利用するデメリットは3つ。
これらデメリットから、SBI積立FXがあなたにとって不適切なサービスで判断すれば、間違ったサービス選びをせずに済む。
例えば自動購入以外に好きなタイミングで裁量取引したいなら、SBIの積立FXは裁量トレードができないため使うべきではないと判断できる。
しかしこれらのデメリットを知っておかなければ、入金し取引を開始した後に後悔してしまう可能性がある。
利用し始めてから後悔しなくても良いように、SBI積立FXを利用するデメリットを理解しておこう。
3-1. 手動で入金が必要
SBIの積立FXを利用するデメリットの一つは、手動で入金が必要な点だ。
通貨の購入は自動積立してくれるものの、手動入金が必要なため労力がかかるのだ。
また時間がかかることから完全な不労所得とは言えず、全く働かず収入が欲しい人には向かないだろう。
ただし手動入金といっても、銀行口座から自動入金されるよう設定しておくことで、手動入金のためは省ける。
そのため手動入金の必要性はデメリットだが、自動入金されるよう設定しておけばデメリットには感じなくなるはずだ。
3-2. スプレッドがかなり広い
SBI積立FXはFX口座を利用した外貨積立なためスプレッドが生じるが、このスプレッドの広さが積立FXの大きなデメリットと言える。
スプレッドが広いと利益幅は狭く損失幅は広くなるため、外貨の購入においても不利な取引となってしまう。
具体的にはSBI積立FXのスプレッドは1通貨単位あたり以下のようになっている。
通貨 | 1通貨単位あたりのスプレッド |
USD/JPY | 0.05円 |
GBP/JPY | 0.3円 |
AUD/JPY | 0.2円 |
SBIFXとSBI積立FXにおける1,000通貨取引時のスプレッドを比較した場合、SBI積立FXが通常のFXよりスプレッド幅が広いサービスだと理解できるだろう。
通貨 | SBIFXのスプレッド | SBI積立FXのスプレッド |
USD/JPY | 0.18銭 | 50円 |
GBP/JPY | 69円 | 300円 |
AUD/JPY | 40円 | 200円 |
つまりSBI積立FXにおけるスプレッドは、通常のFXよりも利益の減少に繋がりやすいため、利用する上では大きなデメリットとなってしまうのだ。
3-3. 裁量トレードができない
SBI積立FXを利用する際は、裁量トレードができない点を不便に感じるかもしれない。
裁量トレードでなければ自分のタイミングで購入できないため、チャンスが来たとしても購入することが出来ない。
例えば指標発表による一時的な外貨価格の暴落時など、大きなチャンスで購入数量を増やしたくても、設定していた数量以上は購入できない。
加えて通貨購入のタイミングは設定した頻度でしか購入されないため、そのチャンス時に購入することすらできない可能性が高い。
つまり裁量トレードができなければチャンスを取り逃したり、効率の悪い取引となる可能性があるため、SBI積立FXを利用する前に裁量トレードが出来ないことは理解しておく必要があるだろう。
4. SBI積立FXがオススメな人4選!
SBI積立FXは4つの特徴に該当する人へオススメできる。
あなたがこれらの特徴に該当するのであれば、SBI積立FXを使うことで最大限の利益を獲得できるだろう。
一方でこれらの特徴に当てはまるにも関わらず、他の自動売買や裁量取引を始めてしまうと、すぐに資金がなくなったり利益が伸び悩んでしまう可能性が高い。
そのためあなたがこれらの特徴に該当するかどうか、もし該当するのならSBI積立FXを利用すべき理由を理解し、効率よく不労所得を稼ぎ出して欲しい。
4-1. 利率が低くても良い人
SBI積立FXの問題点である低利率をそれほどデメリットに感じないのなら、SBI積立FXがオススメだ。
SBI積立FXは低利率になってしまうことを除けば、不労所得を生み出すのには合理的なサービスだ。
- 自動購入機能
- 自動数量調整機能
- 自動スワップポイント運用機能
そのため年利1%~2%のような低利率でも問題なければ、SBI積立FXで不労所得を生み出すべきだろう。
4-2. 投資のリスクを抑えたい人
金銭的損失や時間の損失など、投資のリスクを抑えたい人にもSBI積立FXはオススメだ。
投資にはリスクがつきものだが、特に自動売買は取引数量や売買タイミングの設定が難しく、失敗し口座残高が尽きてしまうことも珍しくない。
しかしSBI積立FXならば、
- レバレッジが1~3倍
- 購入価格を低く維持できる
といった点から、低リスクで投資を始められる。
そのためSBI積立FXで投資を始めれば仕様上低リスクで投資せざるを得ないため、投資におけるリスクを避けたい人にはぜひともオススメだ。
4-3. 投資の知識があまりない人
投資初心者のような投資知識がない人にも、SBI積立FXはとてもオススメだ。
SBI積立FXはたった4項目設定するだけで投資を始められ、加えて取引をするのは機械だ。
そのためあなたに投資知識が一切なかったとしても、今すぐ投資を始められる。
加えてSBI積立FXは投資知識の必要性が低く設計されているため、他の自動売買のように投資知識や設定方法にあまり利率を左右されない。
つまり投資知識がないけど投資を始めたい人にとって、SBI積立FXほどうってつけのサービスはない。
4-4. 取引に時間をかけたくない人
フルタイム勤務や通学などで忙しく、少しでも取引時間を減らしたい人にSBI積立FXはオススメだ。
なぜならSBI積立FXは、設定さえしてしまえば自動で外貨を積立購入できる。
また定期的に入金しなければ取引不可能となるが、自動入金されるよう設定しておけば、入金も手間も省ける。
したがってSBIの積立FXなら、完全自動で外貨を積立購入し、投資を始められるのだ。
そのため細かく設定したり、知識を身に着けたり、チャートを監視したりする時間のない人には、SBI積立FXを利用した完全自動投資はかなりオススメできるだろう。
まとめ|SBI積立FXはローリスク・ローリターンを目指す人にオススメ
投資を始めたくても、勉強や準備の時間すらない忙しい人は、どうやって投資を始めようか迷いがちだ。
しかしSBI積立FXならば取引レバレッジが低く、さらに自動でリスクを減らして取引してくれる。
そのためSBI積立FXを利用すれば、外貨預金よりも効率がよく、リスクの低い自動取引ができるのだ。
時間がないけど投資を始めたい、でもリスクを取りたくないという人はSBI積立FXを利用すると良いだろう。
外貨の購入は早く始めれば始めるほど金利が高く付き、最終的な利益が大きくなる。
早く始めておいたほうが効率的に不労所得を増やせるため、今すぐ口座開設するのがお得だ。
SBI積立FXならば他の自動売買とは異なり設定項目が4つしかないため、どんな初心者であったとしても5分で始められる。
「SBIFXトレード」の口座開設をして、利用してみてはいかがだろうか。
一方で軍資金が豊富にあり、高利率を目指したい人には、マネースクエアのトラリピがオススメだ。
トラリピは取引一回あたりの損益が大きく、加えて取引回数の多い自動売買であるため、上手く設定すれば年利20%など実現可能だ。
そのためローリスク・ローリターンではなく、ハイリスク・ハイリターンを狙い人は、マネースクエアのトラリピを利用してみるとよいだろう。
SBI積立FX | トラリピ | |
設定項目 | 4点 | 9点 |
設定が損益に与える影響 | 小さい | かなり大きい |
リスク・リターン | ローリスク・ローリターン | ハイリスク・ハイリターン |
想定利率 | 年利±1~5%程度 | 年利±5~20%程度 |
かかる手間 | ほとんどゼロ | ほとんどゼロ |
この記事を最後まで読んだあなたが、SBIの積立FXを利用すべきか判断できればうれしく思う。